『ねじねじ録』
(著者:藤崎彩織)
水鈴舎
藤崎彩織さん、3冊目の作品。エッセイ集 『ねじねじ録』
さおりちゃんの視点って凄く納得するし救われる。
被害妄想じゃない事実がそこにはある。
見えてるものと自分の感覚を色とりどりに絶妙なバランスで書いている気がする。
狡さとか悲しさとか情けなさとか悔しさとか妬みとか恥ずかしさとか目を背けたくなる感情ですらもゆっくりと紐解いて綴っていくような描写に、心の奥底から共感するな。
良い本、良い文章。家族を持つこと、子供を育てること、バンド活動を続けること、その難しさを、リアルを、感じた。