【映画】#05 バック・トゥ・ザ・フューチャー
(Back To The Future)
1985年 アメリカ合衆国
監督:ロバート・ゼメキス
主演:マイケル・J・フォックス
投稿が遅れてしまったが、6月の金曜ロードショーで3週連続「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を放送していた為、3週連続で観た。
多くのバンドマンがインタビューでよく、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の名前を出していた。だから名前は知っていたものの、どんな映画か全く知らなかった。
30年程過去に戻る「Ⅰ」
30年程未来に行く「Ⅱ」
130年程過去に戻る「Ⅲ」
どれもこれも本当に面白かった。
これが40年程前に公開された作品というところがまた面白く、かなり夢を膨らませられる作品である。
"未来と過去、どっちに行きたい?"というトークテーマは、"宝くじがあたったら何に使いたい?"というテーマくらいに王道で、誰しもが1度は話したことあるテーマかと思う。
それくらいに人は、現状を知ったまま過去に戻って、後悔を無くし、完璧な人生を送りたかったり、未来に先回りして情報を集め、戻ってきた"今"を完璧に過ごしたいという欲があるのだろう。
でも、バック・トゥ・ザ・フューチャーを一通りみて思う。
ドクが言っていた通り、タイムマシンなんて、デロリアンなんて、無い方が良い。
良いことも悪いことも、全て重なって、唯一無二の今がある。
過去が少しでも変わったら、今の幸せは手に入らないのだ。悩みがある人も苦しい人も、過去を変えたからといって幸せになれるとは限らないし、未来を知れたところで絶対に幸せになれる保証なんてない。
結局は、変えられない過去の積み重ねと、これから何でも自由に描ける白紙の未来があるからこそ、人生は素晴らしく楽しいものなのだ。
夢膨らませられるのと同時に、
この世界は、幸せだなと思える作品である。